mAhとWh、正しい容量の計算方法更新済み a year ago
最近では、ミリアンペア時 (mAh) がバッテリー容量を示す一般的な尺度になっています。ただし、mAh だけでは、計算時に電圧の影響が無視されるため、完全な評価はできません。
バッテリー容量を正確に評価するには、アンペア時 (Ah) にバッテリー セルの電圧を掛けたワット時 (Wh) を使用することをお勧めします。
実例を挙げて、DJI ドローンのバッテリーと標準的なモバイルバッテリーを比較してみましょう。
DJI Mavic Pro のバッテリー仕様には、容量 3830 mAh と記載されています。 そのため、容量 10,000 mAh のパワーバンクは DJI ドローンのバッテリーの 約3 倍の容量があると考える人もいるかもしれません。しかし、この仮定は電圧の役割を見落としています。 DJI ドローンは 11.4 V で動作しますが、多くのモバイルバッテリーは電圧 3.6 V のバッテリーセルを採用しています。 特に、Omnicharge 製品は主にセル電圧 3.7V の高出力セルを使用しています。
関連する計算は次のとおりです。
Wh = Ah x V
(注:1000mAh = 1Ah)
DJI ドローンの容量=3.83Ah x 11.4V = 43.6Wh
一般的なパワーバンク=10Ah x 3.6V = 36Wh
この例は、容量を測定するために mAh だけに頼って容量を測ると誤解が生じる可能性があることを示しています。 mAh が著しく低いにもかかわらず、ドローンのバッテリーの方が高い容量を備えていることがわかります。